プログラマにも何を知っているかではなく誰を知っているかが求められる | それゆけ西表島

プログラマにも何を知っているかではなく誰を知っているかが求められる

プログラマは、コンピュータとだけ付き合っていればよいわけではなくて、会社の中の仲間とだけ付き合っていればよいわけでもなくて、やはり社外の人達とどのようにして繋がっていくかが求められるのでは無いだろうか。

プログラマという職種は、一歩間違うと、会社で長時間働いて、脳みそが疲れに疲れて、家に帰っては寝るだけ、という状態に陥りかねない。会社にいいように使われているのに気づかないのだ。

プログラマにとって、技術も当然重要だが、人的ネットワークの形成も同じくらい重要である。1つの会社しか知らないと、他の会社に転職するのもままならないわけだが、人的ネットワークがあると、そのネットワーク内にいる人が別の会社を紹介してくれることだってあるかもしれない。

わざわざ人材派遣会社に登録して仕事を探してもらうのは、その会社が持っている人的ネットワークに対して利用料を払っているようなものである。中途半端な人材派遣会社に登録してつまらない仕事をするくらいなら、自分のネットワークを使って、仕事を探したほうが何倍か安全であろう。

結局のところ、仕事を探すのも、会社を探すのも、誰かの人的ネットワークに頼るのである。人的ネットワークが大きくなれば独立しても仕事や人材が集まるのでやっていける。人的ネットワークもないのに、技術があるから独立できるかといったら、失敗するのが落ちである。

営業が下手とか営業が上手いとかそういうレベルでは無い。ネットワークビジネスとも違う。人生において、友達の輪を増やしていきましょうという話である。

タイトルの「何を知っているかではなく誰を知っているか」とは、英語のことわざらしいが、困った時に頼れるのは技術ではなくて人だということを心にとめておいた方がいいかもしれない。自分1人で出来ることには限りがある。

プログラマがもっといろんな人と知り合いになったら、世の中のコンピュータに対する考え方も、教育そのものも、プログラマ自身の幸せ度合いも変わるかもしれない。それだけでも社会貢献なんじゃないかなと思うわけだが。