簡単なものほど再生産されやすく見えない工数の無駄となる | それゆけ西表島

簡単なものほど再生産されやすく見えない工数の無駄となる

年月日の検証(うるう年例外含む)とか、CSVファイルの読み書きとか、まぁどこにでもありそうで、以前作った記憶があるかもしれないが、探すのがめんどくさいというような理由で再生産してしまうことがよくある。

もしかすると、同じチーム内で同じプロダクト内でも、全く同じことをしているプログラムを別々の人が個別に書いていることもあるかもしれない。

複雑でやっかいな部分というのは、わりと皆で意識を共有しやすいのだが、簡単でたまに使うような部分は、その都度探すか作るかということが多い。

ソフトウェア開発において、コミュニケーション不足という言葉がよく聞かれるが、その代表例としてコード(機能)の重複がある。なぜ重複するのかというと、隣の人に聞かずにインターネットや文献をまずあたるからである。

隣の人にまず聞けばよさそうに思うが、どうもチーム内コミュニケーションと雑談を混同する人がいるからか、自分の知らないことを他の人に聞くのが嫌なのか、忙しそうにしているところに割り込むより自分で解決した方が早いと思うからか、基本的に聞かないというのが主流だ。

悩む人は丸1日でも悩みつづけることがある。そういう業界の風習を変えようということで、最近はペアプログラミングという考え方が出てきた。ずーっとペアでプログラミングというのはある意味極端だが、コミュニケーションをとりつづけるのと、黙々作業をし続けるの中間ぐらいを目指すのがいいように思う。

具体的には、30分刻みで作業をわけて、間に会話を挟むとか。メリハリがついていいかもしれない。ソフトウェア開発もまだまだ試行錯誤が大事ということで。